このページでは、「ステンレス」素材の深穴加工について、わかりやすく解説しています。
身の回りにある日用品から産業部品まで、様々な製品の素材になっている「ステンレス」。「汚れ(ステイン)がない(レス)」という名前のとおり、腐食性が強い、錆びにくいという特徴があります。
含有されているクロムと空気中の酸素が結びつき、表面がコーティングされていることがその仕組み。錆びにくいことで様々な用品に使えるのです。
熱伝導率が低い素材である「ステンレス」は、耐熱性や保温性に優れていることも特徴のひとつ。有名な物では、水筒やポットといった暖かい飲み物を入れる容器の内壁にも、ステンレスが使われています。
その反面、放熱性には優れていないため、高熱を帯びる産業部品などには、基本的にステンレスが使用されることはありません。
熱伝導率が低いという「ステンレス」の特徴は、深穴加工を難しくしている原因にもなります。というのも、切削加工を行うことで発生する熱がなかなか抜けていかず、ドリルの刃先を摩耗させてしまう、といったことが発生するからです。
またステンレスは、加工することで硬さを増してしまう「加工硬化性」もあるため、加工には高い技術力が必要になります。
大阪府大阪市の「株式会社不二新製作所」の加工事例です。ステンレス素材としては多く使用されているオーステナイト系をはじめ、マルテンサイト系やフェライト系など、多様なステンレス素材に深穴加工を施しています。
こちらも「株式会社不二新製作所」の加工事例。ステンレスピン穴あけ加工を複合旋盤とマシニング加工で行っています。使用している素材は「SUS304」。ステンレス素材でも小さな径の穴あけを行うことができます。
「株式会社不二新製作所」の加工事例です。ステンレス素材の特殊なロールに対して、深穴加工を施しています。具体的には、まずBTA加工を施し、その後内径には特殊なバイトによる旋盤加工。最後に、マシニング加工で仕上げています。
「深穴加工」とGoogle検索した際に表示された深穴加工業者上位50社を調査した結果、最短即日での加工・出荷が可能な業者は以下の3社を紹介します。
1mの深穴でもずれは0.3mm以下
精度の高い深穴加工なら
引用元:不二製作所HP
https://fujishin.jp/post-850/
▲サポート項目にオンマウスすると説明が表示されます
▲タップで
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φ100mmを超える加工もOK
大型の深穴加工なら
引用元:深江特殊鋼HP
https://www.bta-gd.com/case/1166/
▲サポート項目にオンマウスすると説明が表示されます
▲タップで
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55年以上樹脂加工に注力
熱に弱い樹脂の深穴加工なら
引用元:ヤマデンHP
https://yamaden-ltd.co.jp/service_category/processing/
▲サポート項目にオンマウスすると説明が表示されます
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※1 2021年9月時点の情報です。
※「深穴加工」のGoogle検索結果画面に出てきた上位50社の深穴加工業者の中から、公式サイトで即日加工可能・即日出荷可能との記載があった業者をピックアップしています。
※芯ずれ精度は加工する素材や条件によって異なります。
不二新製作所芯ずれ精度 参照元:不二新製作所(https://fujishin.jp/page-115/page-183/)
深江特殊鋼芯ずれ精度 参照元:BTA・ガンドリル加工.COM(https://www.bta-gd.com/column/3945/)